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良書紹介「アトピーを味わい尽くすと、人生が変わる」(桒野泰士著)

 2019-02-22
【良書紹介「アトピーを味わい尽くすと、人生が変わる」(桒野泰士著)】

アトピー改善アドバイザーとして活躍する朋友・桒野泰士さんから本が届く。題して「アトピーを味わい尽くすと、人生が変わる」(ギャラクシーブックス)。

桒野さんとの出会いは、3年前に私の学生時代からの友人・早川淳君宅でさせてもらった縄文ワークショップ。その後、彼の「分子栄養学」と私の「医食農同源」という、西洋科学的アプローチと東洋哲学的アプローチの異種格闘技戦的コラボ講演を共催。熊本地震の際にはTAO塾の「食のバリアフリープロジェクト」に参画してくれ、アトピー等で苦しむ人達に向けて安心安全のオーガニックの食べ物を届ける活動を共にした。

アトピーを克服した方々の体験談には説得力がある。しかし、その名称が「奇妙な」という意味のギリシャ語atopiaに由来しているくらい、一口にアトピーと言っても、原因は様々で、大気汚染,農薬,食品添加物,食生活の欧米化,住環境、精神的ストレスと人それぞれ。体験談を聞いても、食事療法で治った人もいれば、温泉がよかった、漢方薬がよかった等様々な療法が存在することがわかる。

皮膚科の病院を頼って通院するも、悪循環のステロイド地獄に陥る場合もあれば、劇的な効果を喧伝する民間療法が実は高価な機械や食品を売るアトピービジネスだったり、怪しい宗教がらみであったりすることも・・・。

そんな中で、桒野さんは「○○だけで治る」に期待するな、正解は一つではない、選ぶのはあなたなのだとこう語る。

「あなたの行動は、自分で決めて、自分の意思で起こしたもの。あなたには自分の行動を決める力があるし、答えを見つけ出す力もあります。『センセイ』や『ケンキュウジョ』などの権威ではなく、あなたのその力を信頼して下さい」と。

桒野さんの著書は、本屋に並ぶ数多の「アトピー克服本」とは似て非なる内容。彼自身が取り組んだ「方法」に科学的なメスを入れた具体的なアドバイスを随所に紹介しながらも、「自分自身との向き合い方・つきあい方」を全編を通じて底流に注ぎこんでいる。

化学物質まみれの衣食住と共に、押し込められた感情の及ぼす影響の大きさを彼は丁寧に観察する。被害感情、恐れ、不安、劣等感、罪悪感、親子の関係・・・様々な要因はアトピーという形で表出される。

桒野さんは、アトピーは何かのサインであると捉え、肌はアンテナであり、本来の才能を発揮する契機となりうると語る。

「もしかしたらアトピーは『サイン』かもしれません。現状に満足していない、今の場所が自分に合っていない、どこか別の所に居場所があるかもしれない、本当は言いたいことがあるのに我慢している、というサイン」

アトピーには、文明生活に伴うさまざまな変化により、複雑なメカニズムで増加した「文明病」という側面がある。アトピーを通じて、我々の住む「文明」の闇に気づくこともできる。そして、縄文の人々の心と体と言葉が一体になった「自遊人」のメンタリティを思い出すチャンスに変えて行くことも可能なのかもしれない。

 桒野さんの本は、アトピーを含め様々な病気に苦しむ人達を回復へと導くばかりでなく、ありのまま、そのまま、あるがままの自分へ解放していく福音の書ともなろう。
アトピー本
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