甥っ子の結婚式
阿蘇小国の山から、親族一同と一緒に貸切バスに乗って一路福岡市へ。車窓から望む風景を眺めながら、甥っ子が小学生の頃キャッチボールをして遊んであげた光景、さらには27年前の妹の結婚式で自作の歌を歌った思い出が走馬灯のように蘇る。
結婚式は神式にて、出雲大社、宇佐神宮等と同じ二礼四拍手一礼。巫女舞、天之御柱巡りも美しい。古事記冒頭にあるイザナギとイザナミの上立神岩の廻りを巡り夫婦請け合いの儀式をされたという神話から由来している。
「妹よ」
作詞•作曲 はたのたけし
おめでとう妹よ 祝杯を兄貴から
あのお下げ髪の君がもう
明日には花嫁になるなんて
別れの乾杯に この歌を聴いておくれ
そして忘れないでおくれ 天国のおばあちゃんを
温かい愛を与えてくれた あのおばあちゃんを
人里寂しい山の道を一緒に歩いた帰り道
きらめき流れる小川のほとり一緒に遊んだ夏休み
おめでとう妹よ 祝杯を兄貴から
あの泣き虫の君がもう
明日には花嫁になるなんて
黄昏のひと時 この歌を聴いておくれ
そして忘れないでおくれ故郷の父母を
温かい愛で育ててくれたあの二人を
秋が木の葉をすっかり落とし涙で清めた傷ついた夜
山肌に雪の残る故郷で 光り輝く花嫁の朝
おめでとう妹よ 健やかにあれ
そして愛する彼と永遠の愛の泉築くのだ