2015-05-13
ヘタな英語ながら私も発表させて頂きました@国連大学

発表後、様々な国からの研究者、様々な現場を持つ人達に声をかけて頂き色々議論出来たのが嬉しかった。熊本大学の石原先生に発表を勧められたのは嬉しかったけれど英語でのスピーチと聴いて一瞬怯む・・・。そこで、我が人生の師匠・堀田俊夫先生のコトバを思い出した。

「梯子をかけて、二階に駆け上り、何も考えずに、その椅子を蹴り落としなさい」

 アメリカで、東洋哲学・東洋医学・マクロビオティックの研究機関として知られるKushi Instituteに93〜94年にかけてスタッフとして働いていた私だが、あるとき日本の雑誌社から有名な「スポック博士の育児書」の著者として知られるベンジャミン・スポック博士にインタビューする仕事を依頼されたことがあった。

 1946年に出版されたこの育児書は、今日までに42ヶ国語に翻訳され、世界で5千万部販売され、日本でも66年に「暮らしの手帖社」から邦訳版が出版された大ベストセラー。十分な英語力を持ち合わせていない私が、アメリカの高名な医者でベストセラー作家のスポック博士にインタビューなんてできるわけないと即座に思った。
 
しかし、師匠・堀田先生にエアーメールで相談すると、先の「梯子をかけて、二階に駆け上り、何も考えずに、その椅子を蹴り落としなさい」との返事が帰って来た。師匠からの提言に従い、私は自分の拙い力量を棚上げして、そのインタビューの仕事を引き受けることにした。まずは、一生懸命に辞書を調べながら、スポック博士の事務所に取材依頼の手紙を書く。数日後、なんとスポック博士の奥さんのメアリー・モーガン夫人から電話があり「ではハーバード大学近くのマクロビオティックレストランで会いましょう」ということに。アポは取れたものの、拙い英会話力で博士に深いインタビューすることなど無謀極まりない計画・・・。

 しかし、その時、威力を発揮したのが、堀田先生そして川喜田二郎先生に仕込まれたKJ法の力だった。あらかじめ、質問したい項目をラベルに書き出し、それを図解にして、それをインタビューするテーブルの上に拡げて話しをしたのだ。このとき程、KJ法を勉強しておいてよかったと思ったことはない!

 その後、故郷熊本阿蘇に帰郷し、寺子屋私塾を始めた私だが、インタビューの仕事が次々と入るようになり、時には有名な作家さんや国連職員の人、または韓国の農林大臣といった偉い人を相手にすることも。しかし、スポック博士のインタビュー以来、「頼まれごとは試されごと」と積極的に思うようになり、出来ないと思う仕事にも色々挑戦!そして、その時々で自信がなくなったときは、師匠・堀田先生の「梯子をかけて、二階に駆け上り、何も考えずに、その椅子を蹴り落としなさい」のコトバを思い出して、己を奮い立たせている!今は亡き師匠に心から深謝。

国連発表
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