「自由で幸福な人になる秘密」

 2015-01-17
「自由で幸福人なる秘密は、まず贈りものをばらまく人になることを稽古し、そして、ついに、とこしえの、そして、つきせぬ喜び(福音)をばらまく人になることです。(中略)贈りものをすることは遊びであって、けっして世のため、人のためなどという、ぎこちない義務や道徳ではありません。
また感謝されたい、というような気分でもいけないのです。そんなのは偽善であり、商売であり、詐欺であり、インチキです。贈りものをするのは、自分が自由な幸福な人になるためのトレーニング(鍛錬)なのです。義務だとか道徳だとか思っている間は、絶対にできません。かりにできたとしてもムダです。実は感謝されても、もう失敗です。」(「永遠の少年」より)
2007年は食をはじめ、数々の偽装事件が相次ぎ、毎年恒例の㈶日本漢字能力検定協会による「今年の漢字」では「偽」が選ばれた。翌年は「変」で前理事長親子らの悪事を予言してたかのよう。
人偏に為で「偽」、信者と書いて「儲」。人のためと言いながら事を偽り、盲目なる信者を作って儲けている輩が後を絶たない。
 上記の桜沢のコトバに出会うとき思い出すエピソードがある。私が人生の師匠、堀田俊夫氏の「学育塾」にて書生生活をしていた時のこと。師より「波多野君、道楽者になりなさい」と言われ、「え~寅さんですか?」と応えると「道を楽しむ人になれということだよ」と教えられ、さらに「波多野君、そしていつかは極道者になりなさい」と言われ「え~ヤクザさんですか?」と応えて「道を極めるんだよ。ハハハ!」と笑いながら諭されたのだ。師はいつも世のため人のため考え行動する、まさに「ハタをラクにするため」に働く人であったが、これ全て自分の道楽だからと言い切る人であった。
 桜沢も師も、常に感謝に生きる人であり、贈りものを探し、ばらまく求道者・実践者であったが、同時に偉大なるエピキュリアン(快楽主義者)であった。桜沢の弟子ヘルマン相原氏は生前こう語った。
 「もしあなたが道楽者でしたら、それこそあなたはマコトの正食人です。あなたが何を食っていようと、そんなことは問題ではありません」と。
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